WBS「2022年の日本の景気は?」、企業トップインタビューまとめ

先日(2022/1/5)のテレビ東京の番組で、年始恒例の企業トップインタビューがありました。

9社の社長がインタビューされており、「2022年の日本の景気は?」という内容では全員が「良い」or「やや良い」と予想。

当記事ではそのなかで、個人的に注目している6社のインタビューを紹介します。

(7267)ホンダ
(9202)ANAホールディングス
(9020)JR東日本
(8001)伊藤忠商事
(8316)三井住友FG
(8801)三井不動産

かぶみち

私が保有している銘柄もあり、番組をくいついて観てしまった!

目次

(7267)ホンダ

今期(2022年3月期)業績見通し

純利益5,550億円(-15.6%)

半導体不足による減産が重荷に。東南アジアで部品調達の停滞が続く。

三部敏弘社長 2022年景気予想

2022年前半「やや良い」
2022年後半「良い」

三部敏弘社長 インタビュー

自動車は回復してきている?

自動車に対する需要は旺盛。車さえ作れれば良いビジネスに繋がる。今年は回復していけると思っている。

ホンダとしては、今年どこに一番力を入れる?

去年はカーボンニュートラルに対して明確な目標を作った。今年はそれに向けた実行計画を一歩ずつ進めていく。

自動車業界は全体で見るとどうか。

全体としては今年は上向きで良くなっていくと思っている。

(9202)ANAホールディングス

今期(2022年3月期)業績見通し

1,000億円の最終赤字

年末年始の国内線はピーク時の約7割まで回復。22年度中に3割減となっている賃金の一部回復を検討。

片野坂真哉社長 2022年景気予想

2022年「やや良い」

片野坂真哉社長 インタビュー

2022年、ANAにとってどんな年になりそうか。

我々はK字回復の底辺にいると思うが、それでも4000億円の赤字から1000億円の赤字まで回復してきた。2022年は黒字化を目指している。

2022年の年末、日経平均株価はどうなると思う?

年末は32,000円。(2022年の)ボトムが28,000円で高いところは32,000円に行くかなと思っている。教科書通りの円安株高が基本だと思う。

コロナ禍をどう乗り切っていくか、またどういう部分に注力していくか。

私達は一度小さくなってコストを削減する力は非常にできた。もう少しでコロナのトンネルを抜けると思う。仮にパンデミックがまた来ても経験が生きる。今年一番力を入れたいのは人材への投資。

(9020)JR東日本

今期(2022年3月期)業績見通し

1,600億円の最終赤字

需要回復の兆しも、コロナ前の水準には及ばず。リモートワーク拡大で首都圏での通勤利用が減少。

深澤祐二社長 2022年景気予想

2022年「やや良い」

深澤祐二社長 インタビュー

2022年の年末、日経平均株価はどうなると思う?

夏までは上がっていって、その後は一進一退の状態になると思っている。 夏に日本も米国も中間選挙がある、中国も政治の季節、だから前半は各国ともに景気を下支えする政策を総動員していくと思う。

足元の人の移動は戻ったように見えます。

(年末年始)はコロナ前の8割程度は戻ってきた印象。それでもインバウンドの方はいないし、そういう意味ではまだまだ先は厳しい。(コロナ後でも)完全には元に戻らないと思っている。

どの分野を増やしていく?

生活サービスの分野を広げていきたい。鉄道を中心としたビジネスモデルから、駅に来ていただくという取り組み(シェアオフィス、教育事業)を提供していくことを考えたい。

(8001)伊藤忠商事

今期(2022年3月期)業績見通し

純利益7,550億円(+86.8%)

2年連続の商社トップへ。全事業が増益、史上最高益を見込む。

岡藤正広社長 2022年景気予想

2022年「やや良い」

岡藤正広社長 インタビュー

2022年の年末、日経平均株価はどうなると思う?

上半期は順調にいき、下半期は調整局面になると思う。(年末で)25,000~26,000円。11月は米国の中間選挙がある。民主党が過半数を割るといわれており、多少不安定な状況になって、後半は株価も景気も下降ぎみになるのでは。それと(11月は)ヘッジファンドの決算があり、手仕舞いの利益確定売りが入ると思う。

2022年、注目しているイベントは?

[6月]FRBの利上げが始まると言われている、[7月]参院選挙、[9月]日中国交正常化50周年、[11月]中国共産党大会と米国中間選挙。

商社業界にとって、どういう1年になりそうか。

前半は資源等のコモディティ価格が高いので良い決算だろうが、商社は金利に非常に敏感な業種なので、利上げの影響が出てくると後半はちょっと苦しいのでは。

資源高のあおりを受けて、物価もかなり上がってきている。値上げラッシュをどう思う?

基本的にモノが上がるインフレは商社にとってプラス。でも逆が困る。いまの在庫は安いときに仕入れてる、高くなったときに高く売る、ということで利益が出る。逆になれば、利益が圧迫される。

リモートワークについてどう思うか

例えば報道でも、火事をドローンで伝えるよりも、危険を冒しながらの現場で伝えるほうが、見ている人へはうったえる。これと一緒でリモートも大事だが、現場も大事。直接お客さんと会う、社員と会う。組み合わせてやっていかないと、メンタルもやられるし色々な弊害が出てくる。

伊藤忠として注力していくところは?

プロダクトアウト(製品を提供する企業側が良いと判断した製品を市場に投入しようとする考え方)では、今はもうマーケットに対応できない。マーケットイン(顧客の声を聴き、顧客の要求や困りごとを突き止め、それらを解決する製品を市場に投入しようとする考え方)でマーケティングに長けた人材を育てていく必要がある。

岡藤さんの今年のテーマは?

マーケットイン。自分たちの考え方を相手に押し付けるのではなく、相手のニーズにあった考え方にしていく。

(8316)三井住友FG

今期(2022年3月期)業績見通し

純利益6,700億円(+30.7%)

新型コロナウイルス禍による影響が一巡。取引先の倒産に備える与信コストが減少。

太田純社長 2022年景気予想

2022年「やや良い」と「良い」の中間

太田純社長 インタビュー

2022年の年末、日経平均株価はどうなると思う?

日本の景気が回復していくにつれて、徐々に回復していくと思う。コンサバ(保守的)に言って32,000円くらい。日本の景気の回復次第。

金融業界にとって、金利の上昇をどう見る?

為替では円安に動くと思うが、それほど大きな影響はないと見ている。(ドル円で)120円くらいは行くと思う、そのあとは115~120円をレンジで動くと予想。金利が上がることで、これまでの世界的な金余り現象に終止符が打たれる。例えば不動産や株などに流れたお金が引き上げていく。ただこれは私はソフトランディングが可能だと思っている。

三井住友FGにとって注力していきたいことは?

中長期的に見て、日本は人口減少によりマーケットが大きくならない。金融業界のビジネスボリュームというのは経済活動のボリュームに比例するので、経済活動が大きくならないところで金融は伸びていかない。なので、国内では競争力を高めていくことが大事で、成長のカギは海外になる、海外をどう伸ばしていくか。

株式市場では銀行株はまだまだ割安の水準では?

ここは経営者として恥ずかしい思いをしている。我々自身がきちんと成長戦略を立てて、株主の皆様に説明して理解していただくということを引き続きやっていく。

(8801)三井不動産

今期(2022年3月期)業績見通し

純利益1,600億円(+23.5%)

商業施設事業が回復。投資家向けの物件売却も大きく伸びる。

菰田正信社長 2022年景気予想

2022年前半「やや良い」
2022年後半「良い」

菰田正信社長 インタビュー

2022年の年末、日経平均株価はどうなると思う?

私の希望も含めて言うと33,000円くらい。企業業績が上がってきて株価にも反映されてくると思う。

利上げは不動産業界にとってどう影響するか?

去年はカーボンニュートラルに対して明確な目標を作った。今年はそれに向けた実行計画を一歩ずつ進めていく。

三井不動産として注力していきたいところは?

コロナ後に向けての街づくり。デジタルとリアルを最適に組み合わせる。コロナ禍で、オンラインで色々できることはわかったが、オンラインの限界もわかった。あとはカーボンニュートラル、気候変動は人類の最大の課題。

感想

インタビューされた全ての企業が、「2022年の日本の景気は?」が「良い」or「やや良い」と予想。

その中で伊藤忠商事の岡藤正広社長は、2022年末の日経平均株価を 25,000~26,000円 と予想していました。

「2022年は景気は良くなるが、株価は年末には下落基調になるのでは」とのこと。

伊藤忠商事を商社トップにした実績がある岡藤社長。株価予想だけでなく、マーケティングに対する考え方も非常に勉強になったインタビューでした。

かぶみち

2022年、さて株価はどうなるか!?

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