新高値・新安値 株式市場の過熱感②
新高値・新安値とは
「株式市場が短期的にどう動くか」を判断するのに便利な指数指標があります。
今回はそのうちのひとつ「新高値・新安値」です。
新高値・新安値とは、一定期間内に以前の最高値・最安値を更新した銘柄です。1~3月の間は、「昨年来」として昨年1月の大発会からの比較を表示し、4月から12月の間は「年初来」として文字通りその年の1月の大発会からの数字で比較します。引用:nikkei225jp.com
「新高値・新安値」の数を知ることで、現在の株式市場のおおまかな過熱感の雰囲気がわかります。
新高値・新安値の具体例
「新高値・新安値」の数を知るには、今なら「nikkei225jp.com」さんのサイトが一番わかりやすいです。

上記図の一番上では(2022/7/22)のプライム市場の「新高値数が138」、「新安値数が0」とわかります。
私が参考にしている目安
プライム市場ができたのが2022/4/4からです。そのときから、この記事を書いている2022/7/23現在までの傾向を見てみます。
まずは「新高値数」について。
[新高値数と日経平均株価 2022/4/4~2022/7/22]

新高値数と日経平均株価は、おおむね相関している。
新高値数は100~150がおおよそのピーク幅。
次に「新安値数」について。
[新安値数と日経平均株価 2022/4/4~2022/7/22]

新安値数と日経平均株価は、おおむね逆相関している。
新安値数は100~200がおおよそのピーク幅。
まとめると、いまの日本株の環境では、
新高値数が100~150のときは、株式市場が短期的な一旦の天井圏。
新安値数が100~200のときは、株式市場が短期的な一旦の底値圏。
といえると思います。
注意点として、
①プライム市場の銘柄数に増減があったとき。
②相場が「上昇トレンド・下降トレンド・横ばい」かの把握。
これらによってピーク幅の目安になる数が違ってくると思います。
また「新高値数・新安値数」は、数ある指標のひとつなので、これだけで判断するのは危険です。
新高値・新安値の数を知るには
一番見やすいのは「nikkei225jp.com」
あとは「nikkei225jp.com」のデータ先である「YAHOOファイナンス」です。
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